度々登場しているHytale公式サイトのスクリーンショットに、サンドボックスゲームらしからぬ“ブロック”が実は存在していました。木の枝に付いている木の葉、つまり「葉っぱ」です。
葉をよりリアルに見せるために考えられた制作チームの工夫と、葉の描画方法について簡単に解説します。画像の公式サイトはこちら。
葉はブロックの形をしていない
まずは葉がどのような形をしているのか、下の画像をご覧ください。
木の葉っぱがリアルに見えますね。開発チームは「木の質感をなるべく本物に近づけたい」と考えたとのことです。
葉は他のブロックのような立方体ではなく、3種類の葉を重ねて表現しています。テクスチャの向きにもこだわっているようで、ランダムに変えることで、リアリティー溢れる木に仕上がってりるようです。
この画像からは葉っぱの形だけではなく、木の紅葉化も見受けられます。各バイオームにより木の色が異なるのでしょうか。
テクスチャでどのように再現しているのか
葉っぱのテクスチャは上の図のようになっています。平面図を見ただけでは、まだ葉の形が想像できませんね。
平面図の葉を3枚立体的に組み合わせたものがこちらになります。それぞれ向きをランダムにすることで、計64通りもの葉が出来上がります。
まとめ
- 葉は立方体のブロックではない
- テクスチャを3枚重ねることでリアルに再現
葉をリアルにするための工夫が施されていることが分かりました。通常のゲームは草木をテクスチャで組み合わせ、見た目を簡素なものにしてゲームの軽量化を図るのですが、Hytaleでは逆にリアルに再現するためにこの手法を使用しているのです。マインクラフトでは表現できなかった点もHytaleではうまく修正し、こだわって制作されていることが分かりますね。